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2011/09/03

トンネルアート

大阪府吹田市にあるJRや高速道路の下のトンネルには、壁面に動物や子どもが遊んでいるシーンなどの楽しいイラストが描かれている場所があります。
私は吹田市に住んで3年になりますが、イラストが描かれる前のトンネルは、250メートルの長さということもあり、暗くて殺風景で、あまり通りたくないな、と感じるような空間でした。

(下記リンク先にトンネルアートの写真があります。)
http://sskk97.blog73.fc2.com/blog-entry-562.html

このトンネルアートは2006年から始まり、この夏でパート6が完成しました。今回は60メートルに亘ってイラストが描かれ、長い場所では190メートルに及ぶとのことです。
吹田の市民団体「現代美術を愉しもう塾」が中心となり、独立行政法人国立青少年教育振興機構の子どもゆめ基金の資金助成を受け、吹田市・高速道路・警察等の許可を受け、アーティスト・地域の子どもたち・学生・ボランティアの人たちが描いたことにより、実現しました。
中心となる人、描く人、資金(税金)、許可、そして暗いトンネルが揃って、街が明るくなりました。
買い物に行くとき等に、トンネルアートが進んでいくのを見ていましたが、これだけ多くの人たちが関り、多くのステップを越えて実現したことを考えると感動的です。

市民、税金、行政が連携して、街が住みやすくなるという、いい事例ではないかと思います。
トンネルアートの前を通るたびに、「おれもやってみよう」と、意欲的になれる場所です。

2011/08/20

ガー・レイノルズ(Garr Reynolds)


ガー・レイノルズさんは関西外大で准教授をされている先生です。

情報があふれますます複雑になっていく現代では「状況を正しく認識する」というのがとても難しくなってきています。そういった時代に人気なのが「週刊こどもニュース」、「試してガッテン」、「思いっきりテレビ」(そして、関西ローカルの「ちちんぷいぷい」)などの「わかりやすい」情報番組。これらの番組は、1)事実を整理し2)その中から本質を抽出し3)相手に合わせて伝える、ということをやっていて、とにかくシンプルなのが特徴です。

ガー・レイノルズさんは、これらの番組が使っているような「シンプルに伝える方法」を世に広めるため、セミナーや執筆などで活動をされている方です。一般にはカタカナで「プレゼン」「プレゼンテーション」と呼ばれることが多い、「何かを伝える場」。それをシンプルに、効果的に行う方法を追求されています。

その考え方の面白いのは、「日本古来の考え方」がふんだんに取り入れられている点です。「禅」「簡素」「渋み」「わび/さび」「竹」などの非常に日本らしい言葉を使いながら、どうやったら良いプレゼンになるのか、というのをわかりやすく教えてくれます。

我々日本人は、西洋人のプレゼンを見てこう思いがちです。「英語圏で育った人はshow&tellの時間があったりしたからプレゼンが得意かもしれないけど、日本人はそもそもプレゼンなんて習ってないから苦手。。。」 こういった考え方が間違いであることをガーさんは教えてくれます。日本人の文化の中には、「物事をシンプルにする」「本質をつかむ」ためのノウハウがたっぷりと蓄積されています。だから、プレゼンが苦手な私たちは、ある意味それを受け継いでいないだけ、なのかもしれません。

ガーさん自身は、住友電工に勤め10年近く大阪に住んだ後、米国Apple本社でマネジャーとして働き、その後に外大の先生になられたようです。Appleで勤めた経験からか、スティーブ・ジョブスの洗練されたスピーチやその製品ポリシーに言及されることが多いようです。

ガーさんのTEDxTokyoでのプレゼンによると、少し前までは大阪在住だったそうですが、現在は奈良の、近くに山がある場所に住まわれているそうです。

異国日本に住み日本に親しみ、日本人以上に日本を理解し、ただの懐古趣味ではなく、日本古来の考え方から現代に役立つ技術を作り上げている、というのはすごいと思います。日本に生まれ日本にそのまま住んでいる私たちも見習うべきところがたくさんあるように思います。

おまけ
ガー・レイノルズさんの公式サイトの自己紹介ページ。
ガー・レイノルズとは?

TEDxTokyoでのスピーチ。
ガー・レイノルズ Lessons from the bamboo - TEDxTokyo
英語版

日本語版(同時通訳)


最新著書のFacebookの公式ページ。
シンプルプレゼン

最新のサイン会の様子など。
【ガー・レイノルズ氏】講演&サイン会(1/4)

2011/08/04

淀川河川公園

淀川は、滋賀の琵琶湖から始まり、京都・大阪を通り、大阪湾に流れ込む大きな川です。水は生命の恵みであることは間違いないですが、淀川の河川敷も関西に住む人々の心の恵みとなっています。淀川の河川敷には、広々とした土地・水の流れ・吹き抜ける風・豊かな植物・スポーツ施設・花火イベント等があり、年間を通してリラックスできるような環境があります。

淀川河川公園は、京都の大山崎地区から始まり、河口部の大阪・海老江地区までいくつもの地区に分かれながら広がっています。ホームページによると「自然環境保全・再生ゾーン」、「水辺環境保全・再生ゾーン」、「多目的利用ゾーン」の3つに分かれています。具体的には、干潟やヨシ原、野球場やサッカー場、テニスコートの他に、陸上トラックや、ローラースケート場、バーベキューができる地区などがあります。

私は淀川近くに住んでいることもあり、淀川の堤防をサイクリングすることがありますが、緑豊なエリアがあるかと思えば、広大なグランドで野球やサッカーを楽しむ人たちがいたりと、様々な楽しみを提供してくれます。大山崎の背割堤地区の桜の名所や、十三周辺の花火大会、またハーフマラソン大会が開催されたりと、年間を通して様々なレジャーイベントがあります。加えて、京都の三栖閘門や大阪・毛馬の閘門、赤川鉄橋など、関西の歴史や雰囲気を感じることのできる設備も残っています。

淀川河川公園の年間の利用者は500万人を越えるとのことです。淀川河川公園には日常の生活空間にはない「広さ」があります。その「広さ」の中では、日常生活で小さくなった自分自身を広げたり伸ばしたりできることでしょう。生活に疲れを感じたときは、淀川に出かけられてみてはいかがでしょうか。近年は集中豪雨等により川沿いが危険なときもありますが、これからも淀川河川公園が、関西の人々の憩いの場であり続けることを願います。

淀川河川公園
http://www2.kasen.or.jp/
http://www.yodogawa.kkr.mlit.go.jp/
http://www.yodogawa.kkr.mlit.go.jp/kids/ballon.html

2011/06/16

KOBE観光ガイドボランティア


KOBE観光ガイドボランティア」は、名前のとおり、神戸市の観光案内をするガイドグループです。

NPO法人として、その活動の中心はボランティアが担っています。

公式サイトには次のように書かれています。
神戸21世紀復興記念事業を契機に2001年10月に結成。2005年1月にNPO法人の認証を受けました。
震災時に国内外から頂いたご支援に感謝して、ホスピタリティーの充実という理念のもと活動しています。
JR三ノ宮駅前や北野異人館街等で「道案内」「観光ガイド」「観光相談」「シャッターサービス」など年間約10万人の方々をおもてなしして神戸の良さを知っていただこうと活動を続けています。

常時メンバー募集も行っていて、興味があればガイド見学、ガイド研修を受けさせてもらうこともできるそうです。

連絡先はこちら
KOBE観光ガイドボランティア
〒650-0002
神戸市中央区北野町3-10-20
TEL/FAX: 078-251-8530(月-金10:00-16:00)
mail: kobe-guide-v@cap.ocn.ne.jp

KOBE観光ガイドボランティア
事務局からのお知らせ - KOBE観光ガイドボランティア
神戸リンク集 - KOBE観光ガイドボランティア

2011/04/24

大阪産業創造館

大阪産業創造館は、大阪市本町にあり、大阪のビジネス街の中心地に存在します。略して、産創館(さんそうかん)と呼びます。

2001年に大阪市経済局の中小・ベンチャー企業支援拠点として開業しました。運営は、財団法人大阪市都市型産業振興センターがおこなっています。
ホームページに経営理念が掲載されており、【「中小企業の経営力強化」と「創業」を支援し、大阪経済の活性化に寄与します】とあります。

ほぼ毎日のようにいろんな種類のビジネスセミナーが開催され、また、個人的な勉強会のためのレンタルルームや、企業のサービス説明会ができるような大きい部屋もあり、多くのイベントが開催されています。格安のインキュベーションオフィスもあり、ビジネスの専門家のアドバイスも数多く受けられるようです。

また、大手・中堅企業のビジネスパートナーとなるためのプログラムがあったり、マッチングイベントを開催するなど、サービスの提供もおこなっています。

産創館は大阪におけるビジネスの拠点として大いに活用できる施設です。産創館があることで、出会いや繋がりが生まれ、いろんなビジネスの動きが良くなっていると思われます。(大阪市商工会議所とも近く、連携もとりやすいのかもしれません。近隣の神戸や京都では、ここまでのビジネスの拠点はないように思われます。

産創館のような施設があることで経済がより活性化し、そのことで、働く人たちも元気になり、よりよい社会となっていくことを願います。私も過去数年大阪市内で勤務したことがありますが、その際も産創館をよく利用していました。
ちなみに、産創館の南側の道の向いには、アイスモナカを店頭で売っているゼー六というお店があり、夏の暑い日に営業帰りに買ったのを思い出しました。こちらも多くの方に愛されているお店です。
これから暑い季節となりますが、産創館でビジネスを活性化した後は、ゼー六のアイスモナカで体をクールダウンするというセットを楽しんでみてもらいたいと思います。

大阪産業創造館
〒541-0053 大阪市中央区本町1-4-5

ホームページ
http://www.sansokan.jp/

2011/04/19

神戸学校


神戸学校は、神戸に本拠をおくアパレル企業フェリシモ(FELISSIMO)が定期的に第一線の人々を招いて開催する講演会です。

コンセプトは「神戸発未来へ「経験と言葉の贈り物」」。フェリシモのビジョンを表すスローガン
ともにしあわせになるしあわせ
ともきちんと整合しています。

1995年、阪神淡路大震災をきっかにスタートし、その後も定期的な開催を続け、これまでに130名以上のゲストを招いてきたそうです。

このような取り組みは、いま盛んになっているCSR活動やコーズリレーテッドマーケティングの一環で短期的なキャンペーンとして行われることはよくあるかとは思うのですが、コツコツと地道に活動を続けて16年、ゲストが130人を越すまで続けてきた、というのがこの神戸学校の独自性であり、すごいところだと思います

最初は一担当者の思いつきから始まったのかもしれませんが、それがこのように継続されているということは、企業ビジョンや社会活動、地域活動への意識が組織の中でしっかりと浸透し、受け継がれているということなのでしょう。

いつか、担当者の方に取材をしてみたいものです。。

神戸学校


おまけ
■フェリシモの名前の由来
ちなみに、公式サイトによると、会社名のフェリシモは至福、最上の喜びを意味する英語の「felicity」に、強調を表す接尾語「ssimo」をくっつけて作った造語だそうです。
私たちの社名「FELISSIMO」は、ラテン語を語源とする言葉「FELICITY(至福)」と、強調を表す接尾語である「SSIMO」を融合させた新語で、「最大級で最上級のしあわせ」を意味しています。

■「ハッピートイズプロジェクト」
神戸学校の他にも、着なくなった服や布で世界のこどもたちにプレゼントを贈る「ハッピートイズプロジェクト」という取り組みもされています。こちらも1997年にスタートし、今年で15年目になるそうです。
着られなくなった服や思い出の布で作ったぬいぐるみたち。
世界中のこどもたちへと贈られて、
その先々で、ひまわりみたいな笑顔を咲かせていく。
『フェリシモ ハッピートイズプロジェクト』は、
そんな素敵なことを引き起こす手づくりイベントです。
ハッピートイズプロジェクト

2011/04/12

丸谷明夫さん

丸谷明夫さんは、大阪府立淀川工科高等学校(淀工)の吹奏楽部顧問をされています。

淀工の吹奏楽部は、過去にコンクール全国大会に32回出場し、なんと全国最多回数の金賞を獲得しています。音楽の授業がない学校である、ということがさらに驚きに拍車をかけます。

丸谷明夫さんは、子どもの頃から音楽好きで、音楽大学を志しますが、家庭の事情により大阪工大に進学されます。そして、教員となり、淀工に赴任し、吹奏楽部顧問に就かれたとのことです。

全国コンクールにおいて金賞を獲るには、実力がなければいけません。音楽の授業さえない学校において、実力をつけるには部活動における練習しかありません。その練習は、長時間で厳しいものでしょう。しかし、その練習を可能にしてしまうのが丸谷さんの指導力なのでしょう。その指導力の内容をもっと詳しく知りたいと思います。現在は、大阪音大特任教授(吹奏楽指導法)も務められているとのことで、まさしく、いままでの顧問としてのノウハウを学生にお伝えされていることと思います。

淀工吹奏楽部は、校外においても演奏活動の機会があるそうですので、高校のHP等から情報を得ることができます。ただ、淀工吹奏楽部のファンは数多いとのことですので、チケットはなかなかとれないかもしれません。

ちなみに、2011年4月15日には、守口市において、東北関東大震災のチャリティコンサートを開かれるそうです。


参考にさせていただきました。

淀川工科高等学校ホームページ
http://www.osaka-c.ed.jp/yodogawa-t/kouka/index.html

多士彩才
http://osaka21-blog.cocolog-nifty.com/person/cat20838194/index.html

2011/04/06

神戸リメイクプロジェクト

神戸リメイクプロジェクトは、ウェブマーケティング会社IMJの元社長・樫野孝人さんを中心に、神戸を盛り上げることを目的として立ち上げられた団体です。

公式ページの「設立宣言」には次のように書かれています。
神戸リメイクプロジェクトは「行政改革」「議会改革」「市民と企業の活性化」の3つのテーマに対して、神戸を愛し、志を持った皆さんと一緒に行動していきたいと考えています。
私たち市民が立ち上がりましょう。
自分達の手で、この神戸の街に賑わいと元気を復活させましょう。
そして本当の意味での「市民が主役」の街づくりをしましょう。
神戸なら、日本中が、いや世界中が注目するような21世紀の都市像を発信できるはずです!

具体的な活動内容には以下のようなものがあります。

タウンミーティング
神戸市民がともに市政のあるべき姿や問題点について議論しようという試み。

神戸企業探訪
神戸の優れた企業を訪問し、紹介するプロジェクト。

神戸ひとマガジン「裕ちゃんを探せ!」
いま神戸を作ってきた60歳以上の神戸人の生き方、暮らし方を紹介するメディア。
神戸ひとマガジン「裕ちゃんを探せ!」

日本ロマンチスト協会
「大切な人を幸せにするチカラ=ロマンス力」の大切さを伝えていく団体。
日本ロマンチスト協会神戸支部のブログ

日本を元気にするためには、企業だけ、自治体だけ、生活者だけで活動をするのではなく、神戸リメイクプロジェクトのように産・官・民を巻き込んでいく取り組みが必要なのかもしれません。


公式ページはこちら。
神戸リメイクプロジェクト

2011/03/09

大学生・院生による適応指導教室

多くの自治体において、不登校の児童生徒の支援をおこなっています。(適応指導教室と呼ぶようです)。いくつかの自治体では、その支援をおこなう大学生・大学院生ボランティアを募集しています。

何かやりたいけれど、何をしていいか分からないと、エネルギーを持て余している学生の方は、不登校の児童生徒と関わるボランティアをしてみてはいかがでしょうか?こういった活動も、社会と関わる第一歩となると思います。

ボランティアの名称は、自治体によって異なっていてそれぞれの名称を見ていくと楽しいです。中には有償のボランティア募集もありました。

大阪府内で、不登校児童生徒の支援の大学生・大学院生ボランティアの募集をいくつか見つけましたので、下記にリンクをまとめました。ここでご紹介するのは、大阪府内だけですが、その他都道府県の教育センター等でも、同様の募集をおこなっている可能性があります。
また、下記で紹介していない大阪府内の自治体でもおこなっている可能性がありますので、是非お問い合わせください。

吹田市立教育センター
光の森フレンド
学びの森フレンド
http://www.suita.ed.jp/edc/hikari/form/friend-boshuu.html

高槻市教育センター
ボランティア指導員
http://www.takatsuki-osk.ed.jp/center/bosyuu/bosyuu_borantia.htm

茨木市教育研究所
学校支援人材バンク
http://www.educ.city.ibaraki.osaka.jp/center/oshirase/zinzai.php#1

摂津市教育研究所
さわやかフレンド
http://www.city.settsu.osaka.jp/0000004164.html

島本町教育センター
パコ指導員
http://www.tcn.zaq.ne.jp/akdeq708/pako.html

守口市教育センター
学生フレンド
http://www.moriguchi-osk.ed.jp/4301bosy.html

寝屋川市教育研修センター
さわやかフレンド
http://www.city.neyagawa.osaka.jp/index/soshiki/kyouiku-kensyuu/t-situmon/t-situmon-kensyu-c.html

泉大津市教育支援センター
スマイルフレンド
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=2750037&type=1&column_id=10822&category_id=1234

和泉市教育研究所
グリーンフレンド
http://academic2.plala.or.jp/izumiken/green.htm

2011/03/05

神田瀧夢

神田瀧夢(かんだろむ)さんは、大阪府岸和田市出身の俳優、タレント、コメディアンです。

TEDxTokyo - 神田瀧夢 - 05/15/10


日本で俳優、タレントとして活動を始めた後、活動の舞台を徐々にアメリカに移していかれました。

日本の伝統である剣道や殺陣、日本舞踊などを学んだ上でアメリカで挑戦を続け、2008年ついにアメリカABCのテレビ番組「I Survived a Japanese Game Show」において司会者の役を務められました。日本人が司会者になるのは非常にまれで、神田さんは「全米放送のテレビ番組において、初めて自分の番組を持った日本人」と認識されているそうです。

神田さんが海外で活動しようと思ったきっかけ、コメディをやろうと思ったきっかけが素敵です。
海外に出ようと決めたきっかけは、19歳で大阪からロンドンに遊学した時に出会った現地の人々が「みんな日本のことすら知らなくて、ブルース・リーは日本人、ナショナルや富士カラーが「Made in England」だと信じていたのを目の当たりにして「これではダメだと、大阪と日本を背負った人物になろうと思った」から
『ラスト・サムライ』のオーディションを受けたが、結果は不合格。その際に他人にはできない自身の強みで勝負しようとコメディーの道に転向を決意。
1994年から96年の3年間、米国縦横断を皮切りに、30数カ国を巡る世界一周の一人旅を敢行。

いずれもwikipediaより。

神田さんのご活躍ぶりを見ると、ついつい小さく考えがちな自分の生き方を考え直すきっかけをもらえます。

自分を育ててくれた関西で恩返しをするような生き方もあれば、彼のように、日本、関西出身であることを活かして世界に出ていくような生き方もあります。

また、私たちが日頃気づいていない「日本の伝統のすばらしさ」「日本人だからこそできる世界への貢献の仕方」というのがもっともっとあるようにも思います。


おまけ
参考にさせていただきました。
神田瀧夢 - Wikipedia
アメリカンドリーマーズ 俳優・コメディアン神田瀧夢 - ライトハウス
神田瀧夢オフィシャルサイト

2011/03/02

大阪人


「大阪人」は、大阪市内についての情報雑誌です。キャッチフレーズは『「大阪人も知らない大阪」発見マガジン』です。発行者は財団法人大阪市都市工学情報センターです。

大阪市という街には、多くの歴史があります。また、今も生きている人々がいて、街の姿は刻々と変わっていきます。「大阪人」を読むことで、昔の大阪、今の大阪を知ると共に、今を生きる人たちの空気のようなものが伝わってきます。

私は大阪府に住んでもう11年になり、大阪市内に勤務していた経験もありますが、自分が今まで見ていた大阪市とは、また別の大阪市の一面を知ることができます。まさしく、キャッチフレーズのとおり、大阪を発見することができるのです。

大阪市以外の図書館でも、読めるようですので、関西近辺の方は、一度図書館で探されてみてはいかがでしょうか。

今回調べてみて知ったのですが、創刊は1947年(昭和22年)と、あしかけ64年の長い歴史を持つ雑誌でした。

今までは月刊でしたが、なんとこの度、隔月刊に変わり、発行サイクル・判型・ロゴ・デザイン・中身などが一新されるそうです。

新「大阪人」の第1号は、5月14日発売予定で、価格は680円。この機会に、大阪人を手にとって見てはいかがでしょうか。知らなかった大阪に出会え、きっとその場所へ出かけてみたくなると思います。

ウィキペディア(大阪人)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E4%BA%BA

大阪人ホームページ
http://osakajin.osakacity.or.jp/ 

2011/02/24

東大阪宇宙開発共同協会(SOHLA)



東大阪宇宙開発共同組合は、人工衛星の打ち上げを目指して東大阪に拠点をおく中小企業(町工場)が結集したプロジェクトグループです。

「不況に苦しむ関西の町を活気づけたい」ということで2003年に立ち上がりました。「まいど1号」と名付けられた人工衛星が無事その役割を果たし、プロジェクトは成功裏に終わります。

現在は「2足歩行のロボットを月に降り立たせる」ことを目標とした新たなプロジェクトが立ち上がっています。



東大阪宇宙開発共同協会(SOHLA)

2011/02/22

共生・共走リレーマラソン

共生・共走リレーマラソンは、障害の有無に関わらず、各チームがリレーマラソンをしながら、共に走り、交流しようというものです。

毎年、5月下旬の日曜日に、大阪の鶴見緑地で開催されます。今年で18回目となり、毎年、1000人以上が参加されている人気の大会です。

ホームページ
http://www.kyousei-marathon.com/

主催されているのは、NPO法人まつさく さんです。

当日は、マラソンと並行して、ステージでの催しや、福祉機器展、屋台、フリーマーケット等もおこなわれます。

私も数年前に、大学の駅伝同好会として、参加したことがあります。(この時は、走ることに真剣で、イベント等をみてまわることは ほとんどありませんでしたが・・・)

1週1.2キロのコースを8時間にわたりたすきをつないで走ります。8時間走るというのは、かなり過酷ですが、待っている間には、他のメンバーと楽しい時間が過ごせます。また、こんな過酷なことをわざわざ一緒にやってるメンバーがいるという不思議なおかしさと楽しさがあります。
ランナーには、視覚障害者と伴走者、小さなこどもや学生、電動車イスの方、仮装して走るひとなど、様々な人たちがおられ、参加者の楽しそうな姿もあり、後味のよい大会だったと思います。

今年の共生・共走リレーマラソンは、2011年5月29日(日)に開催予定です。スペシャルゲストとして、高石ともやさんが来られるそうです。(私は、「陽気にゆこう」や巡礼歌「山青く海青く」が好きです。)

参加費は、大人 一人2500円、大学生・高校生 一人1500円、中学生以下 一人1000円 です。

参加の申込受付は、4月28日まで行われています。また、参加者だけでなく、5月25日~30日までの各日で、運営ボランティアの募集もされていますので、お時間と興味のある方は、1日だけでも
是非ご参加されてはいかがでしょうか?

共生・共走リレーマラソン
ホームページ
http://www.kyousei-marathon.com/

2011/02/17

探偵!ナイトスクープ

1988年に始まり2011年現在も続いている、朝日放送のバラエティ番組。

関西が世界に誇るすばらしい番組です。最初は関西のローカル番組として始まったそうですが、現在では日本全国各局で見られるそうです。

視聴者から寄せられる様々な依頼を、桂小枝、北野誠などのタレントが「探偵」となり、模索しながら調査・実験・解決をしていく、という番組です。

詳細の説明はWikipediaが充実してるのでそちらをどうぞ。
探偵!ナイトスクープ - Wikipedia


わからないことを調べるだけであれば大方のことはインターネットで解決できる時代になりましたが、ナイトスクープを見ていると、答えにたどり着くまでの過程において「みんなで一緒にやる」「体を動かして試行錯誤する」「楽しむ」ということがいかに大切なことなのかがわかります。

放送の冒頭には次のような番組の説明が流れます。
この番組は、視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が優秀なる探偵たちを野にはなち、世のため、人のため、公序良俗と安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に追求する 娯楽番組である。


私が知るかぎり、オープニングに流れる曲はずっと変わらず円広志さんの「ハートスランプ二人ぼっち」です。
ベッドのまわりに 何もかも脱ぎ散らして
週末だけの秘密の部屋


金曜日の11時過ぎ、お酒を飲みながらこの曲を聞いているその瞬間が「今週も一週間がんばったな~」と一番実感できるときだ――そう思う方も多いのではないでしょうか。

長きにわたり多くの人々を励まし、感動させている番組です。

公式ページはこちら。
探偵!ナイトスクープ - 朝日放送
オンラインからの調査依頼もできるようです。
探偵!ナイトスクープ 調査依頼 - 朝日放送

2011/02/08

應典院(おうてんいん)

大阪・天王寺にあるお寺です。
「浄土宗大蓮寺塔頭 應典院」という、浄土宗のお寺とのことですが、お寺というよりも、地域ネットワークの拠点です。

セミナールームや、展示空間があり、應典院では演劇活動や、講演会などもおこなわれています。

ハブ空港のように、そこに人が集まり、また散っていく。
應典院のような拠点があることで、人々の交流が活気づく。

ちょっと勝手に解釈しすぎているかもしれませんが、街中の一般的なほかのお寺とは、別物だと思います。

應典院の活動(ホームページより抜粋)
・應典院寺町倶楽部
・寺子屋トーク
・舞台芸術祭spacex drama
・コモンズフェスタ
・いのちと出会う会
・コミュニティ・シネマ・シリーズ

應典院の活動は、その町に住む人・通う人を変えていくと思います。コミュニティの拠点というのは、非常に大きな意味があり、身近に應典院のような拠点があれば、私の生活も変わるだろうと思います。自治体ではなく、お寺がこのようなことを実施するというところが新しく思いますし、人任せでなく、自分の力で自分の生活を創るという力強さのようなものも感じます。
これからも、應典院が人々に愛され、活動が続き、また、應典院の活動に続いていくお寺が増えていけば、私たちの未来の生活も、少し明るくなるような気がします。

寺子屋トークの過去の記録を見ていると、1999年7月1日に、「ノストラダムスをぶっ飛ばせ!」というトークが宗派の異なる5名の住職により行われたようで、高校生の私がノストラダムスにおびえていた時に、こんな楽しいイベントがあったなんて、と驚きを隠せません。
http://www.outenin.com/modules/contents/index.php?content_id=61

應典院の活動は、平日の夜や、土日に開かれていることが多いので、一度、活動に参加されてみてはいかがでしょうか。

(應典院とは:ホームページより引用)
日本でいちばん若者が集まるお寺、應典院。檀家さんがいない、お葬式をしない、そんな一風変わったお寺です。かつてお寺が持っていた地域の教育文化の振興に関する活動に特化した寺院として計画され、〈気づき、学び、遊び〉をコンセプトとした地域ネットワーク型寺院として1997年に再建されました。

(ホームページに載っていたキーフレーズ)
「ひとが、集まる。いのち、弾ける。呼吸する、お寺。」
「人は、あなたに出会って わたしになる」
住所:大阪府大阪市天王寺区下寺町1―1―27
ウェブサイト:http://www.outenin.com/

2011/02/04

鷲田清一

こんな人1
哲学者、教育者。
専門は身体論、現象学、臨床哲学、倫理学など。
大阪大学総長(2011年2月現在)をやりながら、真の創造都市・大阪を目指して大阪を元気にしていく活動「クリエイティブオオサカ」発起人などもされています。


こんな人2
専門用語をふんだんに使った「難しい哲学」だけではなく、身近な問題、日常の生活感覚を足がかりとして考えを進める「身近な哲学」もやられています。強さとやさしさを兼ね備えるというのはまさにこういう人のことを言うんだだなぁ、と見ていていつもあこがれます。

方々で耳にする鷲田先生の学生時代のエピソードは
・高校2年までは恋愛と音楽漬け
・高校3年のときには尼寺で受験勉強
・親には理系の道に進むと嘘をついて文学部を受験
・卒論を書く途中に初めて哲学に目覚めた
・女性雑誌の連載をきっかけに「難しい言葉を使わない哲学」を始めた
などなど。

「こういう人生を歩んできたからこそ、今の鷲田先生があるのか」と考えると、なんだか、人って面白いもんだなぁと思います。


著書
モードの迷宮 1996
じぶん・この不思議な存在 1996
「聴く」ことの力 1999
「待つ」ということ 2006
ほか


ちなみに
ご子息はメルロ・ポンティにちなんだ名前の鷲田めるろさん。


関連ページ
ようこそ総長室へ - 大阪大学
総長プロフィール - 大阪大学
鷲田清一先生に聞く - HandaiWalker 1996 no.07
鷲田清一インタビュー - 大阪大学コミュニケーションデザインセンター
鷲田清一さん(哲学研究者) - インターネットのお仕事人辞典


関連サイト
クリエイティブオオサカ(大阪創造都市市民会議)
大阪大学