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2013/01/15

かせつ中之島


かせつ中之島」は、大人・子どもとを問わず、いろんな人に「哲学する場」を提供する活動をされているグループです。

名前の「かせつ」には、物質的・空間的な意味の「仮設」アイデア・考えとして意味の「仮説」、ふたつの意味が込められているそうです。ホームページにはこのように書かれています。

「かせつ」です。開いています。あなたの居場所も空いています。そこよりちょっとはあったかいかも。さあ、まずは座って。ーーー 仮設

「かせつ」です。こんなふうに考えたら、どうかなあ。べつな見方をとったとしたら。こころみに話してみよう。聞いてみたいひとがいるから。ーーー 仮説

2012年には、京阪中之島線なにわ橋駅の構内で「中之島哲学コレージュ」という対話イベントなんかも開かれたそうです。

かせつ中ノ島さんが開くイベントに実際に参加したことはまだないのですが、ホームページの記事を読んでいると(メンバーの方々の自己紹介欄1234や哲学テーマに関するお話12などなど)、「このごろ、生活をこなす感じになってきて、大事なことを考えないようにしているなぁ・・・」と思えてきて、ふだん見過ごしてしまっていることを改めてじっくりと考えてみたい(哲学してみたい)、という気持ちがわいてきます。

最近は、日本でも少しずつ「ふつうの人のための哲学」という考え方が広まってきたように思います。数年前にはマイケル・サンデル教授の「Justice(正義)」(「polical philosophy」(余談ですが、これはよく「政治哲学」と訳されますが、これは誤解を招くのでそのまま「ポリティカルフィロソフィー」の方がいいんじゃないかと思います))の講義なんかも、書籍になったりテレビ番組になったりして、ちょっとしたブームとなりました。

そういうので興味をもって、いざ「哲学を始めてみよう!」と思っても、もなかなかひとりでは難しいものです。ですのでまず最初はイベントへの参加から、というのがいいかなと思いのですが、それも時間的・空間的に難しいという方もいるかと思います。そんな方は、かせつ中之島のホームページの記事を読んでみるだけでもプチ哲学が味わえるかもしれないので、よろしければのぞいてみてください。

2013年1月現在、次のイベントの告知はされていませんが、また告知されれば、ぜひ一度参加してみたいと思います。


ちなみに、現在かせつ中之島の小屋番(代表?)をされているのは、きくちさんという大学講師の方です。きくちさんの個人のブログの方では、ワークショップのお話や哲学書の紹介なども載っていておもしろいので、興味があればこちらも覗いてみてください。


かせつ中ノ島

2013/01/01

ちちんぷいぷい


毎日放送のアナウンサーたちが関西を中心に、ニュース・文化を伝えてくれます。

ひらがなのタイトルのイメージ通り、ゆるーい雰囲気の番組です。
だけど、内容は本格的できちんと情報を伝えてくれます。
よくあるお堅いニュース番組と一線を画していて、テレビの中と「距離」をあまり感じないので、スムーズに頭に入ってきます。

私のお気に入りは「昔の人は偉かった」という企画(木曜日)で、河田直也アナウンサーとくっすん(楠雄二朗・UK)が、毎週、関西にある国宝を紹介してくれます。

特徴は、昔の人のように歩きながら毎回20キロ前後を移動することです。

歩きながら、西国三十三か所を巡ったり、昔の街道を通ったりと、関西に眠っている歴史を伝えてくれます。
私はこの企画で初めて西国三十三か所巡礼について、ちゃんと知り、興味を持つようになりました。
身近にあったけれど行ったことのなかった総持寺も訪れることができました。

また、時には世界に飛び出す企画もあります。
編集の妙もあるのでしょうが、関西弁を話すなじみのある人が伝えてくれると、遠く離れた場所の出来事もなんだか身近に感じることができます。

すでに13年を超える番組ですが、さらに続く長寿番組となってほしいと思います。

放送時間:
月曜~金曜 14:55~17:45

番組URL:
http://www.mbs.jp/puipui/